【ゴルフ会員権の行方】60歳になったら考えること【終身会員】

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ゴルフ会員権をお持ちの方でしたら、60歳になるとひとつのオプションが手に入ることをご存知かと思います。

いわゆる終身会員ですね。

今回はこの終身会員について、考えてみたいと思います。

終身会員とは

終身会員とは、ざっくり説明しますと、満60歳以上で、3年以上在籍している会員が、会員権を親族等に譲渡する場合、本人も終身会員として、引き続きメンバーフィーでプレーできるという制度です。

ハンディキャップも継続取得できますし、月例などのクラブ競技に出場できるケースが一般的です。

そもそもこうした制度のないゴルフ場もありますし、制度があったとしても、ゴルフ場によって微妙にルールが違うこともありますが、ここ数年ぐらいで多くのゴルフ場で採用されるようになってきました。

条件については、年齢要件が65歳以上であったり、5年とか10年以上の在籍期間が必要であったりと、ゴルフ場の事情によって異なることもあります。

また、終身会員の年会費がディスカウントされるケースもあるようです。

例えば、 アコーディア・ゴルフの場合、終身登録会員になると、こんな感じでお安くなります。

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    (出所:アコーディアHPより)

なんと、70歳を超えると年会費が半額になります。

さらに80歳を超えるとタダです。

これは検討する余地は十分ありますよね。

 

ゴルフ場からの視点 

この制度が広く採用されるようになったのは、やはりゴルフ場にとってメリットがあるということでしょう。

会員権の親族への生前贈与を促すことで、終身会員と同じ数だけ会員を増加させることができます。

これにより、安定的なゴルフ場運営に寄与することが期待できます。

どれくらいの会員が終身会員になるのかの見込みが重要かと思いますが(全員が終身会員になれば、それはそれで結構大変(・・;))、ここまで広がってきたと言うことは、想定内に収まっていることと想像されます。

会員からの視点

会員から見ると、年会費が安くなるのは大いに魅力です。

また子供たちをゴルフに引きずり込む口実にもなるでしょう。

反面、会員権を引き継いでくれる力強い親族がいなくてはなりません。

そもそも彼らにゴルフをしてもらわねばなりません。

さらに、ゴルフをしたとしても、年会費を払い続けていってもらわねばなりません。

せっかく贈与しても、退会されてしまうと、終身会員の地位を失ってしまうルールになっているゴルフ場もあります。

(よくわかりませんが、こちらの方が多い感じがします)

結局自分で年会費を払うことになってしまえば、完全に本末転倒です。

そう考えるとなかなか難しい。

少なくとも私の場合、綿密な作戦ともう少し時間が必要です。

終身会員という言葉の響き、魅力的なんですけどね。

逆に考えると、ゴルフにハマっている20代、30代の皆さんは、お父様とかにこんなふうに呟いてみてはどうですかね。

「うちはゴルフ会員権とかないの?」

お父様がゴルフを始めることになり、将来的に会員権が手に入るかもしれません(^^;;

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。