チョイス恒例の「日本のベスト100コース」が発表されました。
チョイス伝統企画として、「2023年5月号」に掲載されています。
「日本のベスト100コース」は2年ごとの企画として発表されていますが、2年前の2021年にもこのブログで取り上げています。
【チョイス恒例】2021年日本のベスト100コース発表 - 57歳からの定年ゴルフ
2年前と比較すると多少の入れ替えがあり、主に改修や改造がランキングのアップダウンに影響しているようです。
そんなことで、今回は、チョイス誌の「日本のベスト100コース2023」の概要とこうした名門コースでプレーするための方法について取り上げてみたいと思います。
ゴルフコース評価の世界基準
ゴルフコースを評価する際に用いられる世界基準というものがあり、具体的に以下の5つがあげられています。
- 戦略性/腕前に応じて“愉しめる”ルートプランがあるか
- 景観/ハザードが自然とマッチしているか
- ショットバリュー/狙いどおりの球を打てばコース攻略できるか
- 印象度(メモラビリティ)/プレー後に記憶に刻まれたホールがあるか
- コース整備/芝の生育に影響を及ぼす樹木は伐採されているか
これらの基準により、「トップ10」「セカンド20」「サード30」「フォース40」とさらに細かくランク分けされています。
加えて、選考に携わったパネリストの様々な意見が紹介されていて、いつもながら興味深い企画となっています。
ランキングの変化に、前回以降の改修や改造が影響しているわけですが、今号では、近年改造した主なコースがいくつか紹介されています。
ちなみに、私の第二ホームコースはベスト100にはランクインしていませんでしたが、現在改修していることが紹介されており、改造後はランクイン?!みたいな紹介のされ方をしています。
これは楽しみです。
ランキングの詳細は是非本誌をお読みいただければと思います。
\日本のベスト100コース/
Choice (チョイス) 2023年 05月号 [雑誌]
ゴルフ場の価値を決めるもの
チョイスのこの企画が長く続いているのは、評価基準が広く支持されているからでしょう。
2年ぶりの発表となった今回の「ベスト100コース」では、パネリストに対して「名門コースとはどういうものか?どんなところが優れているのか?」という質問項目が加えられています。
これを読むと、一般的な名門コースのイメージに加え、人によって様々な見解があることがわかります。
一般的なイメージは次のようなものでしょう。
歴史と伝統
名門コースは長い歴史を持ち、ゴルフの伝統に深く根ざしていることが多いです。
古くから存在し、ゴルフの黎明期から多くのゴルファーを魅了してきたコースが名門とされることがあります。
設計とデザイン
名門コースは優れたコースデザインを持ち、プレーの戦略性や美しさを備えていることが一般的です。
高い設計の評価を受けているデザイナーや建設に携わった名だたるプロの手によって造られたコースが名門とされることがあります。
難易度と挑戦性
名門コースはプレイヤーに高い技術と戦略を要求する難易度の高いコースが多いです
トッププロゴルファーも挑戦し、スコアのハンディキャップを考慮しても高いレベルのゴルフが楽しめるコースが名門とされることがあります。
コースの状態とメンテナンス
名門コースは常に良いコンディションを保ち、高水準のメンテナンスが行われていることが期待されます。
チョイス誌でも触れられていますが、「いくら歴史や伝統があっても整備が悪かったら『名門コース』とは認識されないだろう」とコメントされています。
フェアウェイやグリーンの芝の状態が優れており、プレイヤーに快適なゴルフ体験を提供できることが名門コースの要件と言えるでしょう。
プレステージと評判
名門コースはその名声や評判が高く、多くのゴルファーに知られていることが一般的です。
ゴルフトーナメントの舞台になるなど、プレステージのあるイベントが開催されることも名門の特徴とされることがあります。
一般的な名門コースのイメージは上記のとおりかと思いますが、何をもって名門と定義するかははやはり主観的であり、一概には言えないでしょう。
私が今でも印象に残っているのは、十数年前にプレーしたことのある北海道の名門コースです。
今回も「日本のベスト100コース」に選ばれる常連ですが、クラブハウスのなんとも言えない雰囲気、綺麗すぎるコース、下手は下手なりに強く印象に残っています。
自分が知らないだけで、こんなコースが他にも日本にはたくさんあるんだろうなとは思いました。
名門コースでプレーする方法
さて、そんな名門コースでプレーする方法を模索してきましたので、2つ紹介したいと思います。
もちろんそのコースのメンバーになれればそれに越したことはないのですが、名門コースの場合、なかなか簡単にはメンバーになれません。
またビジターの場合、人気の高いコースは予約が難しく、メンバー同伴でないとプレーできないことも多いです。
一方で、一定の条件を満たせばプレーが可能になるサービスもあります。
楽天スポニチゴルファーズ倶楽部
まずは、楽天スポニチゴルファーズ倶楽部(楽天SGC)です。
楽天SGCについては、このブログで何度か紹介してきました。
2023年のチョイス誌「ベスト100コース」のうち、約4割のコースが楽天SGCの協力コースとなっていました。
これはなかなかのカバー率かと思いますが、チョイス誌の「ベスト100コース」が比較的広いエリアから選出されている一方、楽天SGCの協力コースは、関東エリアや中部・近畿に集中している傾向があります。
ですので、大都市近郊のコースに絞れば、もう少しカバー率が上がるかもしれません。
ゴルフツアー
地方の名門コースをプレーする方法として、ゴルフツアーを利用する方法もあります。
一部の名門コースは、一般のゴルファー向けにゴルフツアーを通じてプレーの予約を受け付けている場合があります。
例えば、インパクトツアー。複数のツアーはもちろん「おひとり様大歓迎のゴルフツアー」というのも企画されています。
普段のゴルフでもメンバーを集めるのに苦労しているなら、複数人でツアーに参加することはさらに難しいでしょう。
こうしたサイトを利用して予約を行うことで、一定の条件を満たせばプレーが可能になることがあります。
まとめ
今回は、チョイス誌恒例の「日本のベスト100コース」について書いてみました。
こうした名門コースでのプレーは、ゴルファーにとっての至福の時と言えます。
緑豊かなフェアウェイを歩き、美しい景観を眺めながらのゴルフは、まさに贅沢なひとときであり、歴史や伝統を感じながらのプレーは、ゴルファーにとって特別な体験であり喜びでしょう。
ゴルフライフを長く続けるためには節約しながらも大切ですが、ゴルフの世界に足を踏み入れたのなら一生のうちに何度かは、こうした経験をしておきたいと思っています。
チョイス誌のこの企画は、そうした想いをあらためて喚起させてくれるものでした。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ゴルフができる幸せに感謝します。