【ゴルフ場のドレスコード】アンダーウェアの意外な位置付け

少しずつではありますが、ようやく私にゴルフのある生活が戻ってきました。

今さらながら、コロナのブランクは大きかったと感じてしまいます。

ということで、そろそろ楽天スポニチゴルファーズ倶楽部(楽天SGC)を利用して、いわゆる名門コースを巡ってみようかなとあらためて思い始めたところです。

楽天SGCの公式サイトをチラチラ見ていたところ、服装規定に関して以下のような(私にとって衝撃的な)記述を発見してしまいました。

半袖シャツの下に長袖アンダーウェア等(アームカバー・ハイテク素材含む)が見えるような重ね着はご遠慮ください。

そうですか。アンダーウェアの重ね着はダメなんですか(^^;;

といいますか、もしかすると、これまで大変な過ちを犯していたのかもしれません。

かつては素肌にポロシャツがゴルフウェアの定番だったかもしれませんが、機能性に優れたアンダーウェアが登場したことで、ゴルフウェアのスタイルはかなり変化してきました。

ショップの店頭や雑誌などでも、アンダーウェアをベースにしたコーディネートが取り上げられていますし、ゴルフ場でもアンダーウェアを着用する人が普通にプレーしている印象がありましたので、すっかり市民権を得たものと思っていました。

これまでのことを思い返すと、こんな私でも名門と言われるゴルフ場でプレーさせていただいたことが何度かありましたので、マナー違反をしていたのではないかとか、仕事関係でご一緒した人に迷惑をかけていたのではないかと心配になってしまいました。

なぜなら、なんとしても日焼けを避けたい私の夏の定番スタイルは、アンダーウェアの上に半袖のポロシャツというのがお決まりだからです。

とはいえ、今さらどうしようもありませんので、今回はそんな過去を忘れるためにもゴルフ場のドレスコードについて取り上げてみたいと思います。

 

 

ゴルフにおけるドレスコード

ドレスコードの前提として、ゴルフがスポーツとしてだけでなく、歴史的に社交の場として位置付けられてきたという点を押さえておく必要があるでしょう。

ゴルフ場にドレスコードがある理由

ゴルフはスコットランドの上流階級が楽しむスポーツとして始まったため、そのルーツが上流階級文化に深く根付います。

また、ゴルフは、フェアプレーの精神やエチケットが重視されるスポーツとして知られており、プレイヤーには、相手を尊重し、マナーを守ることが求められます。

そうした経緯から、多くのゴルフ場では、プレイヤーに対して適切なドレスコードを守るよう求めています。

ドレスコードは、ゴルフの伝統とマナーを尊重するために存在し、他のプレイヤーやスタッフに対して礼儀正しい態度を示すために必要ということですね。

ビジネスの場としてのゴルフ

今でこそスポーツとしての比重が大きくなってきたゴルフですが、一定の年代以上の方は、ゴルフはお客さまや会社関係者と行くところというイメージがあるのではないでしょうか。

「会社に入ったら無理やりゴルフに連れて行かれた」という方も多いと思います。

ゴルフは、ビジネスにおいて重要な役割を果たすスポーツであり、ビジネスマンや経営者の多くは、顧客やビジネスパートナーとの関係構築や情報交換、ネットワークづくりのための機会として捉えています。

ゴルフは、他のスポーツと比べて比較的ゆったりとした時間がかけられるため、プレーヤー同士が深い会話をする機会があります。

さらに、ゴルフ場は自然に囲まれた静かな場所であり、リラックスして過ごすことができます。このような雰囲気は、ビジネス上のストレスを解消するとともに、クリエイティブなアイデアを生み出すこともあります。

こうした理由から、ゴルフはビジネスにおいて非常に重要な役割を果たしており、他のスポーツ以上に、ビジネスとしての礼儀やマナーが求められる場所と言えるでしょう。

 

 

ゴルフ場によって異なるドレスコード

ところで、このドレスコード、ゴルフ場によってかなり違いがあるのでややこしい。

歴史があり格式を重んじるゴルフ場では、多くの場合厳格なドレスコードが定められています。

一方、エンジョイゴルファー向けのゴルフ場では、比較的緩やかなドレスコードとなる傾向にあります。

先日友人がセッティングしてくれたゴルフ場は、エンジョイ派の若者が多く来場するコースで、非常に活気を感じました。こうしたゴルフ場では、スポーティなスタイルも許容されているのかもしれません。

どちらが良いとか悪いの問題ではなく、ゴルフ場の戦略、マーケティングの違いであって、どちらもアリかと思います。

こうした二極化の傾向は、最近(コロナ禍以降)さらに拡大しているように感じます。

機能性アンダーウエアは下着が否か

ということで、本題のアンダーウェアに話を戻しましょう。

アンダーウェアの機能

機能性アンダーウェアは下着の一種ではありますが、スポーツウェアとしても使われます。

機能性アンダーウェアは速乾性が高く、通気性が良く、吸汗性に優れており、運動中の汗を素早く吸収し、蒸発させることで、快適な着用感を保ちます。

日焼け対策と暑さ対策の両方をクリアするためには最適なスタイルでしょう。

また、体を引き締める効果があるものもあり、スポーツ時の動きをサポートする効果も期待できます。

こうしたことから、機能性アンダーウェアはスポーツプレーに適したウェアとして、様々なスポーツ競技で用いられています。

野球にドレスコードがあるなら、最もポピュラーなスタイルでしょう。

ちなみに、私が愛用しているアンダーウェアは、ミズノのバイオギアシリーズです。

冬の防寒対策としては、ゼロフィットの速暖をリピートしています。

ゴルフ場によって異なる対応

一方で、一部のゴルフ場では、長袖アンダーウェアと半袖ポロシャツの重ね着が禁じられているわけです。

アンダーウェアを下着として位置付け、人目に触れてはいけないものと捉えていると言うことでしょう。

ただし、このルール(アンダーウェアの位置付け)にも緩和の動きを感じます。

誰もが知る某名門コースのドレスコードを見ると、以下のようなルールになっています。

長袖アンダーウエアはプレー時は着用可。クラブハウスやレストランでは不可(上着を着用もしくは着替えて、アンダーウエアが見えないように工夫してください)

プレー時だけでも着用可となっているということは、アンダーウェアの機能性が認められた感じがします。

こうした動きは時間の経過とともに広がっていくのではないでしょうか。

まとめ

アンダーウェアに関して、長々と言い訳めいたことを書いてきました。

いずれにしても、見苦しいというのが最もよくないことでしょうし、同伴者やゴルフ場スタッフに警戒感を与えないことが重要でしょう。

服装については、いつも同じゴルフ場に行っていると気にしなくなりますが、どのようなドレスコードが求められるかは、コースによって異なるため、初めてのゴルフ場に行く時は、事前に確認しておく必要がありそうです。

今後、楽天SGCを通じてプレーする際に備えて、アンダーウェアに頼らない形のスタイルを考えていきたいと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。