老後の心配事に「お金」をあげる方がとても多いという話をよく耳にします。
何歳まで生きるかわからない上に、その間に起こることを全て想定することが難しいということでしょう。
私もそうです。
そんななか、50代から老後の2000万円を貯める方法という本を見つけましたので、少しご紹介したいと思います。
その前に、そもそもこのブログ、ゴルフのことをもっと書くつもりで始めたものですが、いつの間にか老後とか定年とかお金の話に寄せていくことが増えてきましたので、あらためて考え方というかコンセプトを整理してみました。
図にすると、こんな感じです。
大変僭越ながら、このブログを読んでいただける方々をイメージしたものですが、ゴルフに興味のない方にも共感していただけるよう、定年前後の過ごし方、いわば定年ハック的なコンテンツも入れていければと考えています。
軸がぶれそうなのでタイトルまで変えることはしませんが、あえて言うなら
「57歳からの定年の乗り越え方withゴルフ」
といった感じでしょうか。
ということで、本題に入ります。
50代から老後の2000万円を貯める方法
この本は、大手金融機関に勤めていた著者が56歳で出向を命じられることから始まります。
支店長というポストを外され収入もダウン。
自分たちの老後資金に親の介護も加わり、それまで会社一筋に尽くせば一生安泰だと思っていた人生が一変。
そこからお金のことを真剣に考えはじめるという著者の経験がベースになっています。
本書は、4部構成になっていて、
- 50代から無理なくムダをなくす
- 絶対失敗できない!シニアのキャリアサバイバル術
- 親の介護・医療で1400万円!? 備えはなくても憂いはなくす
- 老後の安心をお金で手に入れる 退職金・年金・雇用保険
という構成です。
全体としてイラスト(というか漫画)が随所に差し込まれていたり、わかりやすい表現で書かれていて、50代までお金のことを真剣に考えてこなかった人には入門的に読みやすい本と言えます。
しかしながら、定年ゴルフ的には少し引っ掛かかる部分が・・・。
それは・・・
ゴルフをやめますか?
最初に50代からの老後資金捻出例(著者)という表があって、19項目の捻出策が並んでいるのですが、一番上に書かれているのが
ゴルフ(趣味)やめる 480万円
です。
う〜ん。金額的には私の試算と近いものはありますが、やはりゴルフはやめたくはありません。
むしろ老後もゴルフを続けるために、資金的な手当てをどうしていくかを考えたいところです。
まあ、著者の場合はゴルフの優先順位が低かったということでしょう。
57歳から会員権を買ってしまった私は大丈夫でしょうか。
老後に大切なもの
こんなふうに書いてくると、この本がゴルフを敵視しているように思われるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
むしろゴルフは例示的に書かれているだけで、著者の思いは、老後のお金を考えるということを通じて、一人ひとりが生き方を選んでいくことにあるようです。
私の場合、収入≧支出の状態をずっと続けられることを目標としています。
人生後半戦。
この本も参考にしながら、自分らしい生き方を目指していきたいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。