1年以上愛読している「月刊ゴルフ用品界」の7月号に興味深いコラムが掲載されていました。
「高齢ゴルファーほど時代の変化に対応できないでいる」というなかなかのタイトル。
興味深いというより、むしろ耳が痛いかもしれません。
執筆者は、キャディもされている井手口香さんという方です。
超簡単にまとめると、コロナによって時代が変わり「新しい生活様式」が求められているにもかかわらず、高齢のゴルファーほど以前と同じような対応を求めるという内容です。
そして、行動創造理論を引用して、時代の変化に対応できない人の思考の特徴として、以下の3つをあげています。
- 自分の都合だけで考える
- 過去からの経験からしか判断しようとしない
- 自分にだけは関係ないと思っている
自分はまだまだ大丈夫という思いもありますが、こういうことって、ある日突然こうなってしまうのではなく、時間をかけて変化していくものですから、日頃から十分に気をつける必要があります。
特に「過去の経験からしか判断しない」というのは、経験量が豊富な高齢者にとって、もはやこれ以上新しいことは起こらないという思い込みから起こります。
自分の経験以外の判断基準を新たに設けるというのは、歳を取るにつれ辛くなってくるのかもしれません。
なんとか詐欺の被害者に高齢者が多いのと共通していると思われます。
職場で浮いてしまうシニアもこんな感じでしょう。
ちなみに、井手口香さんのプロフィールはこちら。
名門コースに勤めるカリスマブロガーキャディの破天荒人生-クローズアップ 【パーゴルフ プラス|PAR GOLF PLUS 】
月刊ゴルフ用品界
このコラムが掲載されている月刊ゴルフ用品界。
業界の方なら購読されている人も多いかと思いますが、一般の書店で見かけることはなく、私の場合、昨年のジャパンゴルフフェアでたまたま手に入れて、この1年定期購読を続けてきました。
ゴルフ用品の動向にとどまらず、開発の背景やメーカーの経営方針、市場における新しい動きなど、一般のゴルフ雑誌とは違った視点で取り上げられており、経済誌の趣もあります。
レッスン記事などありません。
一方で、ギア好きには堪えられない情報が豊富に掲載されていますし、なにより業界のゴルフに対する熱い思いを強く感じることができる稀有な雑誌です。
これは7月号の表紙ですが、ここに掲載されていた「家計調査によるゴルフ産業需要コロナ禍影響モニタリング」という記事のおかげで、コロナによるゴルフ産業の需要動向を把握することができました。
その流れで、この記事を書きました。
AmazonならKindleで読むことができます。
業界人以外でこの雑誌を読んでいる人は、相当なマニアかゴルフのブログを運営している人かもしれません笑
定期購読という手もある
こうした雑誌については、単品で買うよりも定期購読の方が一般的に安くなります。
私の場合は、出版社のHPから申し込みましたが、調べてみると、Fujisan.co.jp からも申し込めるようです。
このFujisan.co.jp 、相当専門性が高い雑誌が取り揃えられています。
ゴルフ雑誌なら、『GOLF DIGEST』『GOLF TODAY』等のメジャーなものに加え、今回取り上げた月刊ゴルフ用品界や月刊ゴルフレインジ(Golf Range)なんていうのも申し込めるようです。
また、簡単な会員登録(無料)で、デジタル雑誌5,000冊以上が無料で読めるというサービスもあります。
全部が全部1冊丸ごと読めるわけではありませんが、これだけ専門的な雑誌が多いと、結構楽しいものがあります。
家にいながら、大型書店にいるような感覚になります。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。