この「定年ゴルフ」では、ゴルフにしっかりと取り組むのなら、なるべく早い時期に、自分に合ったメンバーコースを持つことが最適と考えています。
一方で、会員権購入には相応のコストも発生しますし、ゴルフを始めて間もない時期など、将来の継続性に懸念がある場合については、「年次会員」という選択肢も考えられます。
年次会員とは、一定の年会費を払うことによって、そのゴルフ場の「友の会」的なものに入会することです。
ゴルフ場によって会の名称は色々ですが、会員になると、正規料金よりも安くプレーができるほか、専用のエントリー枠があったり、月例に参加できたりするゴルフ場もあります。
そういう意味で、ビジターとメンバーの中間的位置付けと言えます。
年次会員のパターン
そもそもこの仕組みは「パブリック」と言われるゴルフ場で導入されていたものが、最近になってメンバーコースにまで広がってきたような印象を持ってます。
そんなことで、年次会員を導入しているメンバー制のゴルフ場では、ビジター寄りかメンバー寄りかというスタンスの違いもあるようです。
ちなみに私の第1ホームコースでは、少し前から平日年度会員制度が導入されました。
年会費5,000円で、近隣の系列コースの年度会員限定コンペに参加できたり、行く度にポイントが付与されたりといった特典があるようです。(ハンデの取得やクラブ競技への参加はできません)
参考までに、近隣のゴルフ場の入会条件を見てみます。
Aゴルフ場(パブリック)
こちらは、会員の種別も多く、パブリックということもあって友の会を中心に運営されているようです。
ちなみに、私は以前、ここの年次会員でした。
※ (細かい話ですが)年会費には別途消費税が必要です。
プレー料金にも別途消費税、利用税、協力金が必要。
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年会費 |
平日料金 |
土日祝料金 |
VIP会員 |
150,000円 |
5,000円 |
5,000円 |
レギュラー会員 |
30,000円 |
5,300円 |
8,450円 |
シニア会員 |
15,000円 |
5,300円 |
8,450円 |
レディース会員 |
15,000円 |
5,300円 |
8,450円 |
ジュニア会員 |
15,000円 |
3,000円 |
友の会の月例も開催されていましたし、1人予約枠も豊富に設定されていましたので、直前でもエントリーができるという気楽さがありました。
毎週来ているというツワモノがたくさんいて、私は密かにこのゴルフ場のことを「1人予約の聖地」と呼んでました。
Bゴルフ場(メンバーコース)
こちらはメンバーコースです。
どちらかと言えば、ビジター向けの割引制度としての位置付けのような感じです。
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年会費 |
平日料金 |
土日祝料金 |
平日会員 |
5,000円 |
5,680円 |
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ウィークエンド会員 |
45,000円 |
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6,960円 |
モーニング会員 |
30,000円 |
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8,450円 |
通常料金は土日で12,850円となっていますから、1回あたり5,890円の割引ということになります。シーズンによって料金は変動するでしょうから一概には言えませんが、単純に考えて、8回くらい行くと元が取れる計算です。
土日に年24回行ったとして、
(45,000円+6,960円✖️24回)➗24 = 8,835円(1回あたり)
しかも、全プラン昼食付き。1年くらいびっちり行くなら、まずまずのコスパと言えます。ただし、ハンデの取得や競技会への参加はできないようです。
以上、当地における異なったタイプの「年次会員」を取り上げました。
同じコースばかり回るのは嫌という声もありますが、自分のゴルフスタイルに合ったゴルフ場があれば、1年のことですしお試しのつもりで入会するのもいいでしょうね。
年次会員のメリット
そんなことで、自分の経験を踏まえて「年次会員」のメリットについてまとめてみました。
ラウンド機会が確保できる
友の会に入るとして、常に行動をともにできるゴルフ仲間が揃っていればいいのですが、1人でもエントリーできるシステムがあると、一気にラウンド数を増やすことができます。
「1人予約ランド」や「楽天GORA」の1人予約枠があれば、有力な入会条件になります。これにより、十分なラウンド機会が確保できます。
そこそこのコスパでプレーできる
前述の2つのコースとも、一定回数を越えれば、友の会に入らないよりもコスパはいいでしょう。損益分岐回数次第ですが、あらかじめ1年間のラウンド計画を立てておくのがいいかもしれません。
ただし、常時募集している年次会員もありますが、募集時期が決まっているところもありますので、注意が必要です。
ゴルフに関する情報や知識が吸収できる
この「定年ゴルフ」では、1人で参加するラウンドをおすすめしています。1人でゴルフに行き、その日一緒に回る同伴者の方と色々な会話をする、このことに意義があると思っているからです。
友人知人とのラウンドは楽しいものですが、時には、利害のない関係性の中で、オープンマインドでゴルフをすることの効用は非常に大きいと思っています。(もちろん友人たちとのゴルフを蔑ろにしているわけではありません。念のため)
色々な方から教えていただく知識や、その方の体験談などを通じて、追体験できることも多々あります。
これまで、いいことも悪いことも含めて、相当勉強させていただきました。ゴルフという機会がなければ、得られなかったものです。
「年次会員×1人予約」でそれが実現できるかもしれません。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。