このところ生の試合を見にいく機会がなかなかなかったのですが、今回タイミングがうまく合いましたので、ほぼ2年振りに女子ツアーを観戦してきました。
TOTOジャパンクラシックの2日目、場所は滋賀県の瀬田ゴルフコース(北コース)。むちゃくちゃいい天気です。
この大会は、全米女子プロゴルフ協会と日本女子プロゴルフ協会の共同開催で、日本で唯一行われる全米女子プロゴルフ協会の公式戦です。
日本のオリンピック候補の3選手も出場する上に、今年の賞金女王の行方を左右する注目の一戦です。
観戦作法①「練習もちゃんと見る」
会場に着いたらまずはドライビングレンジへ。
ちょうど渋野選手が練習を始めるところでした。人の動きですぐに分かります。
それにしてもまだ練習なのにすごい人。100人、いやもっといそうです。
私もその1人な訳ですが、群衆の隙間から彼女のスイングを見ていると、後ろにいた、30代ぐらいの男性二人組、おそらく先輩と後輩のようですが、
先輩「あ、見えた。見えた。」
後輩「見えました?いいなー。(僕を)抱っこしてもらえますか」
先輩「抱っこって。抱っこだけでええんか?」
後輩「あ、僕も見えました。生渋野や!」
先輩「生搾りみたいに言うな」
2人がなかなかクオリティの高いやりとりを展開してくれましたので、それはそれで楽しめました。
で、生渋野のスイングは、やっぱりアスリート。そりゃそうだという話ですが、体が柔らかいのがよくわかる。
しかし、これだけの人数の、しかもおっさん率の高い集団に黙ってじーっと見られて、しかもまだ練習なのに、プロ選手って大変、というかしぶこフィーバーの一端を垣間見た気がしました。
次に、アプローチ練習場へ。
ちょうど鈴木愛選手が練習してました。ピンまで15ヤードぐらいのところから、少しロブ気味のショットを打っていましたが、ホント機械のようです。
グリーン周りに大きな課題を抱える身としては、何か得るものがあるかなと思ってましたが、凄すぎて見惚れていただけでした。
観戦作法②「場内で写真は撮らない」
ということで、この記事には場内の写真が1枚もありません。スカスカな感じですが、あしからずご了承ください。
観戦作法③「戦略的に動く」
広いゴルフ場ですので、戦略なしに動くと疲れるだけです。なので、優先順位を決めて動こうと思いましたが、あまり制約的に考えると、それはそれで楽しくない感じがしましたので、ほどほどのバランスで動き回ってました。
実は、瀬田ゴルフコースにはこれまで何度か来たことがあります。
ツアー観戦ということでは、2017年のセンチュリー21レディスも観戦に来ました。この時は西コースでしたが、その後、この北コースで実際にラウンドしたこともあります。
その割には、コースの記憶がほとんどない。トーナメントに向けてセッティングを変えているということもあるでしょうし、やはり実際にプレーするのと見るのとは違いますね。たった1回のラウンド経験は観戦にはあまり活かせませんでした。
いずれにしてもこの大会、スター選手が多く、とても楽しめました。
鈴木愛の職人のようなショットに恐れ入りましたし、レキシートンプソンの迫力あるショットにもびっくりしましたし、どういうわけか原英莉花がマスクをしてましたし、シブコフィーバーにも立ち会えましたし、黄金世代も頑張ってました。
オリンピックに誰が出るのか、今年の賞金女王が誰になるのか、女子についてはますます目の離せない展開になりそうです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。