【この記事は2023年1月1日に加筆修正しています】
ゴルフをされている方ならハンディキャップをお持ちの方も多いと思います。
ゴルフがビジネスとの親和性が高いのは、何かにつけ数字で表されることが多いのも要素のひとつでしょう。
特にハンディキャップは、ゴルフに対する大きなインセンティブになっているように感じます。
この記事では、そんなハンディキャップについて活用方法を中心に解説します。
この記事を読むことで、これまで分かったようで分かっていなかったハンディキャップの内容と、J-sysと呼ばれるインターネットを利用したハンディキャップの活用方法を理解することができます。
ハンディキャップの種類
ハンディキャップには、大きく2つの種類があります。
クラブハンディキャップ
ひとつは「クラブハンディキャップ」です。
元々ハンディキャップは、各クラブが独自に作った『クラブハンディキャップ』が最初と言われています。
当初は、クラブ内での勝ち負けを決めるにあたって、各プレーヤーにハンディキャップを与えることで競技をしていました。
各クラブが発行するハンディキャップは、そのクラブならではの算出方法があって、必ずしも統一されたものではありません。
今でもクラブハンデを用いているクラブは多く存在しますし、クラブ内にハンディキャップ委員会が組織されていたりします。
私自身、社会人になって会社のコンペに出した頃、ハンディはあるかどうかと聞かれたことがありました。
当時の私にそんなものは当然なかったわけですが、先輩方で会員権を持っている人は、このクラブハンデを申告していたように記憶しています。(しかし、結局はコンペごとにハンデを決め直すことになったり、ペリア方式等が用いられることが多かったような気もします)
つまり、クラブハンディキャップは、特定のクラブ内でのみ通用する数値ということになります
各クラブごとに行われる競技でしたら、クラブハンデで十分機能することになるでしょう。
ハンディキャップインデックス
クラブハンディキャップが個々のゴルフ場によって独自に算出されるものである一方、ハンディキャップインデックスは、JGA(日本ゴルフ協会)によって一定の基準に基づいて算定し、実力レベルが異なるプレーヤーが公平な条件で競技が行えるよう制定されています。
つまり、唯一のオフィシャルハンディキャップということになります。
ハンディキャップインデックスを取得する方法はいくつかありますが、もっとも多いパターンは、認可を受けたゴルフ倶楽部に所属してスコアを提出し取得する方法でしょう。
所属クラブを通じてJ-sysに会員登録後、3枚以上(54ホール)のスコアが登録されるとハンディキャップインデックスが取得できます。
これぞ公式ハンディキャップと言えるものです。
ハンディキャップを取得するメリット
いずれにしても、ハンディキャップを取得することで自分の実力が数値化され、「ハンディキャップを縮める」という目標が設定できます。
この経験はやはりゴルフの上達につながるでしょう。
特に、ハンディキャップインデックスは、所属クラブの枠を超えて、レベルの異なるプレーヤー同士が公平な基準で競い合えるので、さらにゴルフを楽しめるようになります
J-sysを活用しよう
ハンディキャップインデックスを取得すると、J-sysが活用できるようになります。
J-sysとは
J-sysとは、インターネットを利用した日本ゴルフ協会(以下JGA)の公式ハンディキャップ管理システムのことで、以下のような倶楽部、団体が利用できるとのことです。
- JGA加盟倶楽部(JGA正会員)
- 公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA個人会員、JGAジュニア会員)
- 8地区ゴルフ連盟
- 都道府県ゴルフ競技団体
- 公益社団法人日本パブリックゴルフ協会の加盟倶楽部
- JGAが認めた組織、団体
私の場合、所属倶楽部を通じて、このシステムに登録していただいており、J-sysを利用してスコア管理などもできる環境となっています。
これも会員権を取得しメンバーになったことのメリットと言えます。
J-sysでできること
J-sysのサイトを開いてみますと、これまでのプレー履歴やインデックスが算出されたスコアが確認できます。
〔J-sys操作ガイド(JGA公式サイト)より〕
左のメニューを見ますと、スコアの分析ができたり(私のスコアは恥ずかしくてとてもお出しできませんので、公式サイトを引用させていただきます)、インデックス算出のために採用されているスコアやインデックスの履歴も確認できます。これは楽しそうです。
主な機能をまとめると、次のとおりです。
スコア一覧の確認
スコアの新規登録(ホームが許可している場合)
プレー記録の登録・修正
最新の自己ハンディキャップインデックス情報の閲覧
ハンディキャップインデックスと採用スコア
ハンディキャップインデックス履歴
過去最高値
ローハンディキャップインデックス
さらに、これまでのベストスコアやワーストをはじめ、以下のようなスコア分析もできます。
会員権を持たずにハンディキャップインデックスを取得する方法
クラブハンデは会員権を取得しメンバーにならないと取得できませんが、ハンディキャップインデックスは、会員権を持たなくても取得する方法があります。
楽天GORA
代表的なのは、楽天GORAを通じて取得する方法です。「楽天GORA/JGAハンディキャップ倶楽部」という名称でサービスが提供されています。
楽天GORA/JGAハンディキャップ倶楽部では、入会金無料、月額費無料でハンディキャップを取得できます。
楽天GORAを通じて、ハンディキャップインデックスを取得する手順は、次のとおりです。
- 楽天会員に新規登録(無料)
楽天会員の場合はログイン - 楽天GORA/ハンディキャップ倶楽部に入会
- 3ラウンド分のスコアを提出
- JGA公式ハンディキャップインデックス証明書発行
証明書が発行されるのは嬉しいですね。
注意点としては、
- すでにJGAのハンディキャップを取得している場合は利用できない。
- 1年間スコア提出がない場合は自動的に退会。
- コースレーティングがないコースのスコアは反映されない。
\楽天ハンディキャップ倶楽部はここから/
他にも方法はある
楽天GORA以外では、以下のサービスでもハンディキャップインデックスを取得できるようです。
- GDO
- Reginaハンディキャップ倶楽部
すでにこうしたサービスを利用されている方なら、試してみるのも良いでしょう。
まとめ
会員権を所有しなくても、ネットを通じて、オフィシャルハンディキャップを取得できる時代なんですね。
スコアとかハンディキャップにこだわり過ぎるのもどうかと思いますが、クラブハウスに掲示されているハンディキャップだけでなく、インターネットを通じて、ハンディキャップを活用していくことで、よりゴルフの楽しみが広がっていくことでしょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。