先日、新聞をみていると、7月の関東圏ゴルフ会員権価格が2年ぶりに前年を下回ったとの記事が載っていました。(日経産業新聞8月23日)
下回ったとは言え、記事本文にもありましたが、下落は一時的なものとの分析で、記事中のグラフをみても、下げ止まっている感があります。
個人売買の中心は60歳代という記述もあったりして、ゴルフ会員権市場の主役は、我々定年世代のようです。
会員権価格が上昇しているケースとして、入会条件を緩和するなどの改革を進めているクラブが例にあがっていました。
確かに、紹介者を求められたり、面接があったりと、入会のためのハードルは決して低くはありません。もちろんお金も必要です。名門と言われるゴルフ場ほどそういった傾向にあります。
元々が「倶楽部」ですので、そういったステータスを維持するシステムを守っていくことも大切なことでしょう。
一方で、全てのゴルフ場が同じようにする時代でもないですし、スポーツジムやフィットネスクラブに入会するようなノリと同好会的な雰囲気のクラブというのも十分アリだと思います。
会員権価格が上昇するのはもちろん明るい話ではありますが、長い目で見てそれよりも大切なのはコアなゴルフ人口が増えていくことでしょう。
そんな中、2019年のレジャー白書に興味深いゴルフ場が紹介されていました。
「ゴルフトレーニングフィールド Pies福島石川」というところです。
もともと27ホールあったゴルフ場のようですが、19ホールを太陽光発電のために閉鎖、残りの8ホールを「12ホールフィールド(6ホール×2回)」と、様々なシチュエーションで目的別の練習ができる「プラクティスフィールド(2ホール)」に変更した新しいスタイルのゴルフ場です。
イメージとしては、本コース付き練習場といったところです。
中級者以上には物足りないのは仕方のないことで、初心者にこっちの世界に来てもらうための仕掛けとして、今後広がっていくことを期待しています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。