今年、ゴルフのルールが大きく改正され、距離計の使用が認められたり、ピンを差したままパットができたり、二度打ちが無罰になったり、ドロップを膝の高さからするようになったり、バンカーから2打罰で出せたりと、色んな変更がありました。
これ以外にも、長年染み付いた行動に影響を及ぼすようなルール変更が実施されましたが、半年経って、この影響も何となく収束してきたように思います。
個人的には、これまで何度もやらかしていた二度打ちのペナルティがなくなることは福音になると期待してました。これで思い切ってアプローチが打てるのかと思いきや、かえって悩みが深くなってしまいましたけど。
そんな中、盛り上がりを見せていたのが「ピンを抜くか抜かないか問題」。
このピン問題は、ラウンド中の行動にもっとも影響を与える改正点だったと思います。なんといってもグリーン上のことですから、とりあえずは18回ありますし。
そんなことで、以前にこんな記事を書きました。
最初の頃は「ピン、どうしますか」とお互いに聞き合うことが多かったように思います。私自身、1メートルぐらいの距離でピンがあると気になってしまい、抜くようにしていました。同伴者の方もやり方が色々で、お互いの考え方を理解するまでは、抜いたり差したりすることが結構あったんじゃないでしょうか。
そう言えばという話ですが、最近では、差したままにすることが多くなってきたように感じます。私自身も、余程のことがない限り差したままにしてますし、周りを見ていても、それが一般的になってきたように思います。
ピンに弾かれてしまうのではないかという感覚もありましたが、実際にはそうはならないことが経験的に分かってきたということかと思います。
抜いたり差したりも面倒ですし、慣れてきたということもあるでしょう。
このピン問題、プレーの円滑な進行には相当貢献していると思います。
デメリットがあるとすれば、カップインしたボールを取り出しにくいこと。それから、グリーン面が見えない打ち上げの場面で、ピンの先だけが見えるような時、まだ先の組がグリーン上にいる可能性がありますので、注意が必要となります。
最近導入が進んでいるカートナビがあれば、前の組のカート位置を確認できますので、この危険性も回避できるようになっています。
今年のルール改正は大掛かりなもので、影響を心配する声もありましたが、少なくとも私の周りのアマチュアレベルでは、進行が早くなるというプラスの影響の方が大きく出ているように感じます。
というか、みんな慣れるのが早い。ゴルフに対する適応力がすごいということでしょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。