この本を最初に買ったのは2013年2月。もう6年も前のことです。
当時は、Kindle版で購入しました。
ゴルフを本格的に始める前で、「1人予約」なんて1度もしたことがなかったですし、スクールにも通っていませんでした。ましてや会員権なんて別世界の頃でした。
ですので、この本を読んだのは「ゴルフに深く悩む」前のことですし、「最後に読む」どころか始まってもいない頃ということになります。
なんでこの時期にこのようなゴルフ本を読んだのか今も不思議です。どこかでゴルフが気になっていたんでしょうね。この年(2013年)からのめり込むことになりましたから。ひょっとしてこの本がそのきっかけになったのかもしれません。
ゴルフに深く悩んだあなたが最後に読むスウィングの5ヵ条 完全版 (文春文庫)
- 作者: 永田 玄
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: Kindle版
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最近になってKindle unlimitedにゴルフ本やブログ本がたくさんあることに気がついて、もう一度Kindle unlimitedを契約してみました。その中に本書をみつけ、久しぶりに目を通してみたということです。
とにかく印象に残っているフレーズは、ゴルフはアーチェリーに似ているという考え方。
ゴルフは野球のように棒とボールを使いますし、自分が学生時代にやっていたこともあって野球との共通点を探りがちでしたが、アーチェリーと言われて妙に腑に落ちたのを覚えています。
なるほど、野球よりも静的な捉え方をすべきということですね。
このように「ゴルフを言葉で理解しよう」というのがコンセプトのようです。そう言えば、この本には写真やイラストは使われていないようです。
本書は、以下の3章で構成されています。
- 第1章 スイングの基本理論
- 第2章 心とゴルフ
- 第3章 ミスを減らすための方策
ということですが、少し読んでみたところ、2~3章についてはあまり印象がありません。それもそのはず、本書は以下の3冊が再編集されたものでした。
『ゴルフに深く悩んだあなたが最後に読むスウィングの5ヵ条 』
『ゴルフに泣かされた夜あなたが心にきざむスコアメイクの具体策』
『あなたがもう迷わずにゴルフを上達するための意識改革と練習方法』
どうりで結構ボリュームがあるはずです。しかし、これだけの本が読み放題なんて、これだけも元が取れている感じがします。いい時代になりました。
さて、最初の「スイングの基本理論」では、ゴルフを言葉で理解しようというのがテーマです。ゴルフはアーチェリーに似ているというのも、そのひとつ。
スイングを「立つ」「捻る」「遠心力」「管理」「連動」という5つの言葉(5カ条)で表し、徹底して言語化に取り組んでいる感じです。
この点が他のゴルフ本とは一線を画しているところです。イラストや写真で見るよりも、頭に染み込む気がするのは、著者の言葉が適切だからでしょう。
著者は、雑誌編集者を経て、編集プロダクションを主宰されているとのこと。どうりで言葉のキレが鋭い。僭越な言い方ですが、言葉をとても大切に扱っているのが伝わってきます。
第2章、第3章は、別に出された本をまとめたものですので、私のとっては初見です。しかし、これもおもしろい。
第2章「心とゴルフ」に「簡単で失敗が激減するアプロ ーチ」という項があります。3打目が最大の課題である私にとって、刺さる言葉がたくさんありました。
とてもここでは紹介しきれませんが、移動時間などにKindleで読むのにもいい感じです。決して軽いという意味ではなくて、移動時間が練習になるということです。まさに「読む練習」と言えるでしょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。