「さて、明日はゴルフ」というときに、力を最大限に発揮するためにしておくベきことは、不安材料をできるだけ排除しておくことです。その対象はゴルフだけにとどまりません。プレー中の何気ない瞬間に、仕事やプライベートの心配事が頭をよぎってスコアを乱してしまうことはよくあることです。
さて、その不安のタネになりやすいことと言えば、やはりお金のことでしょう。
人生における最大の不安は老後資金という調査もあるようです。老後破産とか65歳までにはいくら貯める必要があるとか、そういう煽られ方をすると誰もが不安に感じてしまいます。特に老後の入り口にいる定年世代にとっては、そんなことがプレー中に気になりだすと、プレー中の貴重なメンタルを消費してしまいます。オーバーな言い方をすれば、老後資金の不安解消がスコアアップの重要な要素と言えそうです。
これは、資産が豊富にあればいいというものでもありません。老後資金の不安を取り除くもっとも効果的な方法は、保有資産の全体像と家計のフローをちゃんと把握できる仕組みを作ること。これに尽きます。副業で収入をあげるとか、何かを節約するとかは次のステップです。まずはしっかりと現状と向き合い、冷静に分析し将来を見通すことが重要です。
こうした仕組みを個人レベルでうまく構築できれば、「見えない」不安からは解放されます。方法は個々人の事情によって色々ありますし、手書きの家計簿というのもアリで、そういった作業そのものが好きな人にとっては楽しい作業かもしれません。
しかし、事務作業に費やせる時間はわれわれ定年世代にはそんなに多くないと思われます。すばやく行動に移すための分析が必要で、そのためにはシステム化が不可欠です。今ならアプリを活用することが、コストとのバランスで最適でしょう。重要なのはPDCAを速やかにまわす仕組みを構築することです。
そんなニーズもあってか、数年前から家計簿としての機能を前面に打ち出した様々なアプリが世に出回り始めました。今では、用途目的に応じて幅広い進化を続けています。そんな中、定年世代にふさわしいアプリ(サービス)の筆頭として、ここでは「マネーフォワード」を取り上げます.
マネーフォワードについては、もはや「家計簿」の範疇を超えていて、資産管理アプリと言えます。特長をあげると。。。
- 非常に多くの金融機関と連携している。
- 日々のお金の出入りをほぼリアルタイムに把握できる。
- 資産残高を時系列で比較できる(これ大事)。
ひとつずつ見ていくこととします
非常に多くの金融機関と連携している
銀行や証券会社に加え、クレジットカードや電子マネー、各種のポイントにも対応しています。登録可能なサービスは2,600以上もありますので、よほど特別なものでない限り、カバーしているといっていいでしょう。
また、不動産や財布のなどは手入力でも登録できます。何かと紐付けすることもできますので、手入力管理であっても、それほど負荷がかかる(あるいは入力を忘れる)ことは少ないと思われます。
日々のお金の出入りをほぼリアルタイムに把握できる
こうした連携口座に対しては、毎日その動きを見に行きます(情報を収集する)ので、口座などのおかしな動きがあれば、早めに確認することができます。日々の支出をちゃんと確認できますし、株価や投資信託などの日々の値動きもしっかり管理できます。
資産残高を時系列で比較できる(これ大事)
家計収支をプラスにしておくことが何よりですが、資産全体での増減を把握することも重要です。マネーフォワードではこれを簡単に比較することができます。この機能はPDCAをまわしていく上で、とても有効です。
他にもここでは語りつくせない機能がありますので、機会をみて紹介できればと思います。ちなみに私はプレミアム会員に登録しておりますので、連携口座やデータ閲覧期間が無制限になっている上、一括更新が可能となっています。
ゴルフにいくら消費しているかもすぐに把握できますので、他に節約できるところを考えるようにしています(ゴルフは減らさんのかい?)。
他にも家計簿系のアプリが充実してきたように思います。色々試してみるのも面白いかも知れません。