昨年後半から徐々にゴルフに復帰しつつありますが、なかなか以前の感覚を取り戻せず、ちょっと苦戦しています。
練習もしないで上達だけしようとするのは虫のいい話ですが、時間に制約のある中で、いかにゴルフと向き合う時間を確保するかが課題と言えます。
とすれば、自宅にいる時間をうまく活用することが重要となってきます。
そんな中、先日ホームコースでご一緒させていただいた4名のうち、私を含む3名のキャディバッグに入っていたのが「1SPEED(ワンスピード)」でした。
これまでも、持っている人が多いなとはなんとなく感じていましたが、その日に限ってはシェア75%。1人予約枠でのラウンドでしたが、話は大いに盛り上がりました。
ワンスピードはかなり前から販売されている練習器具で、私も数年前からキャディバッグの中に入れています。この日の話が盛り上がったこともあり、あらためて活用しようと思ういい機会になりました。
そんなことで、今さらではありますが、今回はワンスピードについてまとめてみたいと思います。
ワンスピードとは?
ワンスピードは、ベストセラーとも言える練習器具ですので、実物をご覧になったことのある方も多いでしょう。
両サイドにグリップが付いた棒状の練習器具で、エリートグリップが製造販売しています。
私のドライバーと並べてみるとこんな感じです。
ほぼ同じ長さですね。
両サイドにグリップが付いていて、重く感じる方ではしなりを感じながら、ゆったり体を使ってスイングし、軽く感じる方では、ヘッドスピードを意識して素早く振るイメージで使用します。
ゴルフのクラブはしなるように設計されていますが、ワンスピードはこの「しなり」と「もどり」を身体で感じることができる練習器具です。
公式サイトには、リズムよくゆっくりテークバックし、トップでのヘッド位置を確認し、「しなり」「もどり」を感じ、フィニッシュまで素早く振り切る練習をした後、自分のクラブを同じ感覚でスイングすることで、ヘッドスピードを上げることができると記載されています。
ワンスピードの選び方
ワンスピードは、重さと長さ、しなり具合によっていくつかの種類が用意されています。
初心者向け
初心者向けには、レッドが用意されています。
トップでのヘッド位置、しなり、もどりが解らない方に向いています。
中上級者向けに比べて、やや重い仕様となっています。
- レッド:44.5インチ、367 g
中上級者向け
中上級者向けには、オレンジとブラックが用意されています。
トップでのヘッド位置、しなり、もどりが解るレベルの方に向いています。
オレンジとブラックは微妙に重さと長さが違うのですが、私自身は少しでも長い方がいいのではと思い、オレンジを使用しています。
- オレンジ:46インチ、330g
- ブラック:45.75インチ、345g
上級者向け
上級者向けにはグリーンが用意されています。
トップでのヘッド位置、しなり、もどりが解ることに加え、アイアンを極めたい方に向いています。
- グリーン:44インチ、324g
室内練習用
室内練習用として、ホワイトが用意されています。
長さは30.25インチと短く、コンパクトな仕様になっています。
- ホワイト:30.25インチ、435g
長さについては好みの問題ですし、室内での練習に重きを置きたいというニーズはあるかとは思いますが、個人的には短いタイプは少々苦手です。
理由としては、キャディバッグに入れにくい(正確に言えば「入れても取り出しにくい」)点があげられます。
練習場やラウンド前での使用といった場面を想定すると、クラブと同じくらいの長さの方が取り回しがしやすいと言えます。
ショートタイプはキャディバッグに入れるわけにもいかず、移動の際には別に運ぶための方法を考える必要があります。
進化したシリーズもある
ワンスピードにはさらに進化した商品ラインナップも用意されています。
- 1SPEED Heavy Hitter
- 1SPEED EVOLUTION
いずれは記事にしてみたいと思いますが、初めての場合、今回紹介しているモデルでも十分ワンスピードの機能は体感できると思います。
ワンスピードを活用した練習法
シンプルな構造のワンスピードですが、なんとなく素振りを繰り返すのではなく、できればより効果的な方法で使いたいものです。
YouTubeを見てますと、多くの動画でワンスピードが取り上げられています。
少し古い動画になりますが、このワンスピードを監修した倉本昌弘プロが解説する動画が参考になりますので、まずはこれをご覧いただくのがいいかと思います。メーカーであるエリートグリップが運営しているチャンネルです。
この中で印象的というか参考になったのは、「インパクトゾーンの先で音が出るようにスイングする」という点です。
ワンスピードを振るとまずはしなりを感じることができますが、フォロースルーに向かってスイングすることによって、スイングのリズムやテンポを認識できるとともに、ヘッドスピードを向上させる効果もあるようです。
利用上の注意
取り回しが良く、非常に使いやすいワンスピードですが、注意すべき点もあります。
競技中に使用すると失格
公式競技のラウンド中は使用することはできません。
ゴルフ規則では次のように規定されています。
いかなる種類のゴルフトレーニング補助器具、スイング補助器具(例えば、アラインメント棒、加重ヘッドカバー、ドーナツ型重り)、不適合クラブをプレーヤーがストロークのための準備やストロークを行うときにプレーヤーを支援することにより潜在的な利益を生じさせる方法で使用してはならない(例えば、スイングプレーン、グリップ、アラインメント、球の位置、姿勢の支援)。
規則で規定されている練習器具を公式競技のラウンド中に使用すると、1回目は2打罰、2回目には失格となってしまいます。
競技前にはキャディバッグから抜いておくほうがいいでしょう。
自宅では十分なスペースを確保
ワンスピードを使っていると、ついつい夢中になりがちです。
自宅で練習をするときは、十分なスペースを確保し、まわりの人や物に当たらないよう十分注意する必要があります。
ふるさと納税の返礼品にもなっている
ワンスピードは、ふるさと納税の返礼品にもなっています。
ワンスピードを製造しているエリートグリップの本社が「大阪府東大阪市」にあることから、東大阪の返礼品になっています。
- 会社名:株式会社エリートグリップ
- 設 立:平成21年10月
- 資本金:6,000万円
- 所在地:大阪府東大阪市高井田本通7丁目1−14
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ふるさと納税を活用して手に入れるというのもアリですね。
まとめ
ワンスピードが支持をされているのは、持ち回りの良さや手軽さと効果のバランスが優れているからでしょう。
今年は、ワンスピードを活用して、真剣にゴルフに向き合っていきたいと思っています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。